雨夏ユカリの趣味ノート

ボードゲーム・漫画・ライトノベルの感想/考察を書いてます

呪術廻戦で順平のお母様が死んでしまったのは大変悲しい(週刊少年ジャンプ感想/2018年40号④)

火ノ丸相撲

「友…情…パワァアア」の台詞が、話の流れにはあっているけれど、どうにも場違いなセリフでどう反応したらいいのか一瞬迷ってしまった。

なんか調べたところキン肉マンネタらしい。さすがに読んでないのが悔やまれる。


まあそれはそれとして、今まで本当に周りが見えていなかった火ノ丸が、仲間に鼓舞されながら改めて立ち上がる展開は本当にグッとくる。

そしてそれを支える川田先生の画力。

一目で今までの火ノ丸と違うんだなって思わせる表情が凄くいい。特に「楽しんでくるぜ…!」のところの表情とか、完全に闇から解放された主人公の目をしている。

 

呪術廻戦(追記

順平のお母さんが先週だけで完璧にキャラを立てて次の週1ページ目で殺されている展開……。

ネギが似合わないお母さま……かっこよかったのに……。


そういえば、これはそれこそかなり前に伏黒が言っていた「不平等な現実こそが平等に与えられている」っていうことなんだろうな。

お母さんがどれだけ善人であっても、どれだけ幸せになるべき人であっても、悪意の前に不平等に殺されてしまう。

この展開は、この世界の根幹を支えるテーマの1つだと思う。


しかしこれ、お母さんが死んでいるってことを悠仁は知らないんだよな。(吉野凪の遺体が発見されるのは順平の事件後だと冒頭に書かれている)

それは、「何やってんだよ、順平!」ってなる。本当に「多くの人を助ける」という信念を持つ悠仁に対してえげつない展開ですわ。

 

ブラッククローバー

流れるような王道展開。それはお兄様ここで目覚めなければいつ目覚めるんだって感じだもんな。

レオの成長を描きつつ、それでもエルフの強さに押しつぶされそうになってからの、満を持しての覚醒お兄様。

ブラッククローバーはこういう王道展開をやってくれるのが読んでて気持ちがいいし、しっかりと団長の強さを描いてくれるところもいい。

エルフがサラマンダーに慄いているし、来週はお兄様のカッコいい展開を期待したい。

 

ドクターストーン

私はこういった展開に、いつも「匂いでばれてしまうのでは?」とか無粋なツッコミを入れたくなってしまう人間なんだけど、今回は全くそれを感じなかった。

多分、陽君に「何故か脱獄されてる」「クロムを捉えなければ目的が達せられない」という多大な焦りデバフがかかっていたせいだろう。

さらに、追い詰めて「さあ戦闘だぞ!」って意識になった時に、急にハッタリを使われたら、それはどうにもならないですわって印象。

そんな簡単に意識切り替えられる人間おらんねん……。

そのおかげで、陽君が騙されても「うん、まあ、仕方ないよな……」ってなる。


ゲンの時といい、ドクターストーンはハッタリの演出がいいんだよな。絵も含めて「あ、これは確かに騙される」ってなってしまう。