雨夏ユカリの趣味ノート

ボードゲーム・漫画・ライトノベルの感想/考察を書いてます

ホウキにまたがる就活戦争4話は師匠が最高に良いキャラで最高(ジャンプ+感想)

ホウキにまたがる就活戦争

今週のホウキ戦争本当に面白いな……!

 

まず世界観が良い。トップの城だから魔法の種類が多くなければならないっていうのはすごく納得がいく。

 

それを示したすぐ後に、主人公が「補助と回復が使えない」って示すことで、多くの魔法を使える人間が貴重だと見せている。

 

こういった世界観は、本誌じゃなくてジャンプ+だからできる作品って感じですよね。ターゲットも少年じゃないだろうし。

 


そして、そのうえであの本編。本当に面白かった。

 

メインとなる二人のキャラクターがぐっと魅力的になった。師匠の大変わかりやすいツンデレも良いし、若干依存気味だけど苦手に対して向き合う主人公もよい。

 

しかし師匠、「ただちょっと素直じゃないだけさ」って自分でいうの本当に可愛らしいな……。

 

 

そのうえで伏線の貼り方も美しい。

 

「おじいさんが何故かニコと同じような境遇である」

 

「師匠がニコより先に帰っていない」

 

「姿を別人に帰る魔法が使えることを自然な流れで示している」

 

「ニコが自然な流れでクッキーを作り、そのクッキーの包み紙がポケットから出てくる」

 

こういったラストへの伏線を、すごく無理なく張っている。そのキャラクターだったらこう動くよねっていうのがそのまま伏線になっている。

 

だから最初読んだときはふむふむと思いながらも、ラストで「なるほど!」ってなれるんだよなあ。さらに読み返すと別の面白さがある。

 


もうとにかく今週のホウキにまたがる就職戦線が面白すぎて面白すぎて最高だった。

 

伏線の貼り方、キャラクターの立て方、世界観の出し方のすべてがかみ合った最高の一話。本当に面白かった。

 

 

左利きのエレン

光一は本当にいつも可哀想だけどカッコいいな。

 

光一の凄いところって、「自分に才能が無い」ということを痛感していながら、それでもなんとか「大きなこと」をしようと足掻き続けているところなんだよなあ。

 

普通の人間は、「自分に才能が無い」ということに薄々気づき始めて、そのままゆっくりと挑戦もせずに諦めていくものだと思ってる。

 

挑戦しなければ「自分に才能が無い」ことを直視せずに済むし、薄々気づくだけに留められる。

 

さらに、「挑戦していない」ことを言い訳に「もしかしたら何か才能があるかもしれない」と思い続けることもできる。

 

そうしている人が多い中で、才能の塊みたいな人間に対して、ボロボロになりながらも突っ込んでいける光一は本当に凄いと思うんだよなあ。だからカッコいい。

 

本当に光一は「天才になれなかった全ての人へ」をテーマにしている作品の主人公だなあと思う。

 

 

早乙女姉妹は漫画のためなら


狂気。本当に狂気。

新キャラの高宮ハルカが正統美少女(男)で可愛いのは良かった。すごくいい新キャラだと思う。


それはいいんだけど、レモンさんがぶっ壊れておっぱいではさむ流れは、理屈は分っても理解が出来ない。


こういう理解の斜め上をいく狂気ギャグは好きなんだけど、うんでもやっぱり意味が分からない。