雨夏ユカリの趣味ノート

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鬼滅の刃125話で炭治郎まさかの雷の呼吸……?(週刊少年ジャンプ感想/2018年41号②)

僕のヒーローアカデミア

 

女子高生の体液を身にまといながら走る男子高校生という狂気の場面。

 

ただただ恐ろしい。「梅雨ちゃんの香り3人分」とか平然と言ってる上鳴にも狂気を感じる。

 


まあそれはそれとして、書き込みが多すぎて流し読みするだけだと何をやっているのかが凄くわかりづらかった。特に前半は台詞も多くて読むのが大変。

 

だけど最近のヒロアカからは「集団戦を本気で書こう」という意志が伝わってくる。

 

それぞれの個性を生かしながら、敵の個性にどう対策するかを考える。そのプロセスをしっかりと描いていて、かなり真面目にバトルしてる。そこが面白い。

 

だけどまだ慣れてないから画面が見づらくなっちゃうんだろうなあという印象。頑張ってほしい。

 


今回の勝因に、声でコミュニケーションが取れなくなったことによる伝達不足が入ったのはすごくいいし、それだけが勝因になっていないというのもよかった。

 

初期のヒロアカに期待していたのがこういう方面だったので、最近のヒロアカは真面目に読むと普通に面白い。エンデヴァー編あたりから闇を抜けた感じがある。

 

 

鬼滅の刃

 

一方こちらも集団戦で、こっちはこっちで全員が必死に状況に対応しているのがわかるのが面白い。

 

それぞれが今できる全力を尽くしていて、本当に必死を尽くしての総力戦だというのが伝わってくる。

 

地味にげんやが「炭治郎……禰豆子―――!!」って叫んでいるのいいな。あれだけ当りが強かったのにもう完全に仲間じゃないか。

 


それから、雷の呼吸の力を炭治郎が使って勝利につながるという展開も熱い。まさかここで善一に会えるとは思ってなかったぞ。

 

日の呼吸が原初の呼吸だから、ヒノカミ神楽は雷の呼吸の要素も含んでいるということなのかな?

 


しかし上弦戦、マジであっさりと終わった……終わったよな?

 

上弦の陸が入れ替わりの血戦をしていないだけで肆や伍より強かった説が濃厚なのか、あるいは柱や成長した炭治郎が強すぎたのか……。

 

それとも陸は対人間用の能力だから入れ替わりの血戦に勝てないのか。

まだ肆は来週続く可能性はあるけれど、伍に至っては言い訳のしようがなくなってるしな……。能力的にも陸の方が強そうだったし。

 

どちらにせよ、上弦も半分減ったし無惨様のハイパー無惨タイムが始まる

ことだけは間違いない。アカザの胃が死にそうだ。

 


アクタージュ

 

夜凪が「コーヒーフラペチーノだよ」って答えるシーン、一目で「あ、こいつ変わったな」と分らせるだけの力がある。

 

最近のアクタージュの演出力には毎度毎度驚かされる。

 


しかし「役(たにん)との壁を作っているのは常に自分自身」という発言と、「自分に嘘をついているやつから臭わない」という発言から、アキラ君の才能のなさの原因が見えてくるな。

 

彼は夜凪や天使に対して常に敵わないという視線で接しているし、自分の才能のなさに気が付く程度に賢いから「自分は主役にはなれない」と常に自分の欲望を押し殺して生きている。

 

例えばアキラがやるはずだった宣伝を天使に持っていかれたときも、「仕方がない」と素直に諦めていたりとか。

 

でもこれ、本当に染みついた習性の問題だからアキラがこれを克服するのはすごく至難だろうな……。

 


あ、あと、「人を殺したことを隠して友人と遊ぶ女子高生」って発言で「透明人間の骨」を思い出した。

 

父親からDVを受けていた女子高生が父親を殺すも、「今捕まっても現世に未練が無いから罰にならない」と考えて、「罰を受けるために自分の居場所を作ろうとする」話。大変面白いので是非読んでほしい。