雨夏ユカリの趣味ノート

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●ペンギンハイウェイレビュー● ドクターストーン好きにはこの映画おすすめ!

映画ペンギンハイウェイ見てきた。ちょっと今更感あるけどレビュー書こう。

 

この映画はCMを見て気になっていったのだけれど、普通に面白いSF作品だった。

 

おねしょたおねしょた散々言われていて、まあ確かに実際その要素はあったのだけれど、それ以上に「未知の超常現象に対して科学で挑む」っていう要素が大きくてSF作品として楽しめるものだった。

 

 

ざっくりとあらすじを説明しよう。

 

主人公は色々な研究をしている小4の科学少年アオヤマ君。

 

彼の研究はフィールドワークを用いた結構ガチなやつで、川の源流を探すために川を上流へ上流へと歩いて登ったりしてる。その他にも「おっぱいは何故素晴らしいか」を研究したりしていて、なかなかに愉快なキャラクター。

 

そのアオヤマ君がある日出会うのが、いるはずのないペンギンが街中に大量発生するという超常現象。しかもそのペンギンはトラックで輸送された途中に忽然と姿を消すという。

 

この現象に対して、アオヤマ君が仮設、実験、検証のプロセスをとりながら科学的に解明せんと挑むのがおおまかなストーリー。

 

そして、これが本当にまっとうに科学しているのだ。実験のやり方も小学生らしく抜けているところがあったりするのだけれど、それでも仮説と検証で徐々に未知の事象が解明していくというのは本当にワクワクする。

 

特に昔科学少年だった人には響く良い作品だと思うので、そういう人や日々色々なことを考えながら生きている人に特におすすめ。損はしないので見に行ってほしい。

 

 

 

それから、ジャンプでドクターストーンが好きな人もペンギンハイウェイ好きだと思う。

 

私がこの作品を見て一番最初に抱いた感想は、ジャンプ作品のドクターストーンに近いなあってことだった。

 

特に一番初期、サバイバル戦が始まる前の、石化に対して試行錯誤していた時のドクターストーンがかなり近かった。

 

本当に主人公のアオヤマ君の考え方がドクストの千空とそっくりで、「科学は地道な試行錯誤の繰り返しだ」を地で行くくらい超常現象に対してまっとうに科学で挑んでいる。

 

こういうジャンルはジュブナイルSFと言うらしいと後で知った。

 

というわけで、割とまじめにドクターストーンを好きな人は見に行っていいと思う。逆にペンギンハイウェイを見てアオヤマ君のキャラクターを気に入った人は、ドクターストーンを読んでみてもいいと思う。