雨夏ユカリの趣味ノート

ボードゲーム・漫画・ライトノベルの感想/考察を書いてます

昭和オトメ御伽話3話、からたち姫が覚醒した結果頭突きをするという謎展開(ジャンプ+感想)

昭和オトメ御伽話

 

うまく言えんが面白い。

 

他人に依存することでしか生きられなかった人間が、自分の力で生きて行こうとする展開は私は好き。その理由が、帰ってきたときにその相手が変わってしまったからって言うのも面白い。

 

ここで主人公が落ち込んだりうじうじしたりせずに、即座に自分一人の力で生きて行こうとする展開になったのはストレスフリーでよかった。

 

しかし、変わろうと決めた瞬間に即座に暴力に訴えかけるとは思わなかったぞ。衝撃だぞ。先週までそんな要素かけらも無かったのに……。

 

 

仁太が変わってしまった理由が読者の興味を引く謎になっていて、次回以降でそこを起点に話を進めていけるのも良い。実際どうしてこういう態度をとっているのかはわからないし。

 

しかし、1話・2話から雰囲気が変わりすぎてるのは笑う。前回まで完全なシリアス展開だったのに今回で急にギャグ属性に。一体この作品はどこへ向かおうというのか。

 

 

ホウキにまたがる就活戦争

 

お、思ったよりニコがクズだぞ……。

 

まさか前回の話で師匠の好感度を上げておいて、今回で主人公の好感度を下げてくるとは思わなかった。

 

いや、割とまじめにこの話の意図が読めない。新キャラを出したかったにしても、今は既存キャラの好感度を上げていく時ではないのか?

 

自分のミスをギャンブルでなんとかしようとして破産するのは流石に好感度下がるぞ。

 

 

確かに主人公の性格的にギャンブルにはまりそうなキャラクターだし、人を信じやすいからカモにされるというのは納得する。だけど、きちんと謝るべきものを誤魔化そうとする行動に対してあんまりいい印象は持てないし、はたして5話でこの話をやる必要はあるのだろうか?

 

こういうのはキャラクターの好感度を稼ぎ終わった後に、1話でオチまでつけながらやった方が良かったんじゃなかろうか?

 

あるいは、自分のミスを誤魔化すためにカジノに行くんじゃなくて、師匠に日ごろの感謝を込めて何かを贈ろうとするもお金が足りない、とかだったらもう少し印象も変わった気がする。

 

 

 開演のベルでおやすみ

 

おお、良い。普通に面白い。

 

まず主人公のキャラクターがすごく分りやすい。何に苦悩しているのかがわかるから親近感がわくし、そのうえでその苦悩に即した特技を持っているから覚えやすい。

 

 

他のキャラクターに関しても良かった。王子のキャラクターも話を引っ張っていく存在でありながらどこか謎めいたところがあって、この先に回収されるんだろうという期待が持てる。

 

他の演劇部員たちも、出てくるキャラクター自体は多かったものの、「演劇部のメンバー」としてひとくくりにできるから詰まらずに読むことが出来る。

 

そのうえでメンバー全体の好感度を高めることで、次回以降スポットが当たった時もすんなり読めそう。

 

 

今回は主人公が演劇にはまる回だったけど、はまる理由が「劇をしている間は自分以外の誰かとして見られているから」という自身のキャラクターに属した理由ですごく納得が出来るものだった。

 

 

総じて、話の展開に説得力があるうえにわかりやすいキャラクターが提示されていて、次回以降に期待が持てる良い1話だったと思う。

 

終末のハーレム・ファンタジア

 

主人公がこれだけ長い時間をかけて得た能力が、まさかの抜きゲご用達の能力とは。本当にエロに極振りしているなこの作品。

 

黒竜になることと、女の子に体液を飲ませれば洗脳できることにまるで因果関係が見いだせないあたり面白い。竜にそんな能力があるなんて聞いたことないぞ。

 

 

ただ、「体液なしではいられない」という能力にして、汗でも血でも大丈夫にしたのは上手い采配かもしれない。そのおかげで自粛しなければならない直接的な表現だけじゃなく、間接的なことでエロを表現できるようになった。

 

今回の獣っ子も汗や血をなめるだけで満足していたみたいだし。

 

しかし、ジャンプ+の作品はエロ方面に走ったら本当に止まらないな。早乙女姉妹の展開も狂気に満ち溢れているし。この作品からは最近本家がシリアス展開になったからその分エロを提供するんだという気概を感じる。