雨夏ユカリの趣味ノート

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HUNTER×HUNTER384話、ついにテータのフラグ回収が近づいてきた。しかし、ここまでフラグ立ててると逆に生存しそう(週刊少年ジャンプ感想/2018年46号➂)

ハンターハンター

 

巻末の富樫先生のコメントに「大体の構造が決まり経験上の感覚で先の長さを測るが予め謝ります。遠い…頑張る」ってあって、うん、知ってたって思いました。

 

 

まあ実際王位継承編まだまだ先は長いよな。一話の情報量を上げて詰め込んだとしてもまだまだ先は長い。

 

未だにこの物語がどういう執着を迎えるのか全く見えないもんなあ。

 

 

だが、そんな私でもわかることがある。あれだけ濃厚な死亡フラグを積み上げてきたテータちゃんが、ついにそのフラグを回収するときが来たということだ。

 

「これなら明日にでも……やれる…!!」と覚悟を決めるテータちゃんだけど、残念ながら死ぬのは君なんだ。君が本懐を遂げる未来は作劇の都合的にも富樫先生の趣味的にもあり得ないんだ……。

 

 

実際問題として、「絶」で念獣を消し去っている間に殺す作戦って結構厳しいよなと思う。絶は自分の意志で解除できてしまうものだし、気付かれた瞬間に解除されたら終わってしまう。

 

不意をうって致命傷を与えたとしても、そこから死ぬまでの間に何らかの能力を開花させる可能性すらある。まあ、こっちの可能性は第四王子以上の才能があった(多分)ピトーですら無かったしそこまで大きくないのかもしれないけれど。

 

でもまあそういうこと抜きにしても、第四王子のどっちかの能力によって無残に殺されるか、あるいは完全に心をへし折られるかのどっちかになるんだろうなあ。某呪霊さんが言ってたけど、魂なら何度でも殺せるし、私的には心をへし折られる展開のほうが好みではある。これだけ死亡フラグが積み上げられていると逆に「死にはしない」展開になるかもしれない。

 

どちらにせよ、どうやら来週も第四王子周りのことをやるらしいので、我々はテータちゃんが肉塊か廃人になる場面を見ることになるらしい。悲しいことだ。

 

 

ドクターストーン

 

先週の引きで、「なるほど爆風で気絶させて決着か」とか思っていたのだけれど、どうやらそんなことはなかったらしい。

 

確かに万が一にも人を巻き込まないように放ったら気絶するようなことも無いか。

 

 

それはそれとして、この展開は美しい回収だった。

 

まさか霊長類最強の男という肩書きが伏線になっているとは。確かにテレビとかで広く知られていなければそんな二つ名は広まらない。

 

そして既得権益云々言っていた司くんがテレビに出るのには大きな理由があり、その理由は妹の医療費を稼ぐため、か。すべてに納得せざるを得ない回収だ。

 

というか、既得権益云々って妹がいなくなったことに対する八つ当たりだったのか。それならあのガバガバ理論も納得だし、妹復活の可能性を聞いた瞬間に置いとける程度のものですわ。それも含めて納得した。

 

 

最後妹を助けるためにダイナマイトが使われたことも、科学は使い方次第だということを示していてよかったと思うし、なにより停戦した瞬間司君が帝王のマントを脱ぎ捨てて普通の格好しているのも面白かった。総じて満足度の高いエピローグだった。

 

あと、妹の名前が未来っていうのもなかなかいいセンスだよなあと思いました。