HUNTER×HUNTER386話、ハルケンブルクの能力は放出と操作の複合能力か?(週刊少年ジャンプ感想/2018年48号④)
ハンターハンター
あ、最初のテータちゃんの独白で思い出したんだけど、先週唱えた幻覚説に問題点がもう一つあった。
そう、テータは実際に銃を発砲しているんだよな……。
なんかイメージの問題でしかないんだけど、もしあれが幻覚だったとしたなら、「銃を撃てずそのまま棒立ちになる」ほうが自然じゃないかと思ってしまう。
でも、最後のページで王子が「裏表のある女の子ってかわいいよな」って言っている以上、やっぱり王子はテータの叛意を知っているんだよな。
そして、目をつぶって開くまでの時間にこだわっているということは、先週一度だけ目を開けたのが能力発動のキーということなんだろう。
うん、でもそれくらいしかわからん。素直に来週以降を待つとしよう。
そして一方ハルケンブルク側。
いいな、こういう「自分の能力がどういったものなのか」を仮説を立てながら調べていくの、私はすごい好きだ。
単純に考えると、この能力は放出と操作の複合能力で、弓矢を当てた対象の意識を「操作」しているんじゃないかと考えられる。
で、ハンゾーの分身と同じように、対象を操作しているハルケンブルクの同志は、その間だけ意識を失うってのが念能力的に一番考えやすい。
「魂」ってのはいまいち概念が分からんし(そういうのがありそうだってことは蟻編で描かれてたけど)、こっちのほうが念能力っぽいんだよなあ。
というわけで、目覚めた同志にはスミドリ本人の意識があるんじゃないかと予想。
でも、ハルケンブルク陣営でわからないのは、何度か起きていると思われる「オーラの鳴動」がなんだかわからないことなんだよなあ。
実際意識を奪ったのはシカクだけっぽいし、いったいなんでオーラの鳴動が起きているのかわからん。試し打ちでもして使える回数を測っているとかなんだろうか?
あるいは全員の意識が重なることが多いから、その間だけオーラが増加していることを「鳴動」と言っているとか?
そして、最後のクラピカ陣営。
さらっと絶対時間使いながら水見式することで系統を誤認させたりするのうまいなと思った。
ところで、たしかクラピカって絶対時間中オーラの総量が増えるんじゃなかったっけ?
そこに違和感を持たれる可能性はあるのではと思ったんだけどどうなんだろう?
まあ、それはそれとしてこうやってすごく自然に一人一人別々に能力系統の診断をさせたのはなるほどと思った。
能力開発にスチールチェーン使う場合、使う場面見られたらクラピカの能力特定されるじゃん問題に対するこの上ないアンサーだった。
少なくとも念の素人に「陰」を使ったチェーンを見破られることはほぼないだろうし、これで問題なくスチールチェーンを使えるということか。
流石としか言いようがない。
というわけで、今回描写された四陣営のどこもかしこも面白かった。感想には書かなかったけどセンリツのところも面白かったし。
本当に1話の情報量がぎっしりで素晴らしい。でも、これだけ詰め込んでもなお継承戦終わるの遠いんだよな……すごいな……。