ワールドトリガー166話感想・鈴鳴第一の作戦を予想してみた(週刊少年ジャンプ感想/2018年49号感想②)
ワールドトリガー
こうやって全部隊が作戦会議をしっかりしてるのはやっぱりワールドトリガーの面白いところだよなあ。ちょっとおもったけど、主人公陣営の作戦会議がここまでしっかり描かれるの何気に初めてでは?
でも、今週ちょっとよくわからなかったことがある。それは、修がワイヤー陣を効果的に張れる場所が少ないって言っていた部分。
今回みたいに建物の中で戦うことが多いMAPだったら、建物内にワイヤー貼っておくだけで効果的にならない? と思った。
もしかしたら「ワイヤー陣」ってのは、前みたいにMAPのかなり多くの部分をワイヤーで埋める戦術のことを言うのかもしれないけど。その場合だったら建物いくつかにワイヤーを貼っても「ワイヤー陣」にはならないってことなのかもしれない。それなら納得。
でも千佳の使い方はすごくうまいなと思った。確かに砲撃で押された戦況をひっくり返す使い方はすごく便利だ。もしかしたらそれで点数とれるかもしれないし。
そのあとの影浦隊は置いておくとして、東隊の作戦会議も面白かった。
「このMAPには別の意図がある」って考えはなるほど納得。
言われてみると確かに狙撃手封じて鋼さんメインで戦うにしても、鋼よりも格上の影浦や、格下とはいえそこまで大きな差はないユーマとか結構不安要素あるものね。そう考えると単なる狙撃手封じのためだけにこのMAPを選んだわけではない、と考えるほうが自然か。確かに。
そして、彼らの話し合いをしっかりとまとめていく東さんの指導者力よ。
東さん教え方うまくて、正解をポンと出さずに生徒たちの考え方を整理させている。生徒たちの考えを深めさせるのがうまいんだよな。そのうえで、基礎の基礎、忘れちゃいけない部分はしっかりと意識させるという。指導者としてのレベルが高い。さすがは大量の弟子を持つ始まりの狙撃手ですわ。
そして最後の鈴鳴第一。彼らの話し合いとMAPの状況から一応作戦の予想を立ててみた。
今回のMAPの特徴の一つに、「屋内での戦いが多くなる」っていうのがあると思う。そして、時刻が夜であることも考えると、今回のMAPの特徴は「光源を無くせる」部分にあるんじゃないかなと思った。
つまり、鈴鳴第一の作戦は、太一を使って戦場になったショッピングモールを停電させ、その隙に格上の攻撃手を仕留めるというものじゃないだろうか。来馬さんが「今ちゃんとタイミングを合わせる」って言ってたのは、オペレーターの視覚支援を停電と同時に行えるようにしておくってことじゃないかな?
多分暗闇に対応するのってオペレーターの仕事だと思うし。「オペレーターの処理能力に圧力をかける」ことが多人数チームに有効だとすれば、玉狛にも有効な戦術になりうる。
そのうえで、全部隊に狙撃手がいる今回の状況も、この作戦にとってプラスに働く。今回のマップで建物内で戦う状況になれば、狙撃手は「駒として浮く」状況になる。つまり、太一を停電用の人材として派遣したとしても、ほかの部隊の狙撃手も「駒として浮いている」わけだから、人数の差がそこまで極端に出なくなる。
といった感じで、結構メリットの大きい作戦だと思うしこのMAPならではだと思うから、鈴鳴第一の作戦はこうじゃないかと予想してみた。
まあこれが「太一じゃなきゃ思いつかない作戦」かといわれると自信ないし、影浦隊長にはサイドエフェクトがあるから停電作戦の効果がちょっと薄いってのが問題点だけれど。