雨夏ユカリの趣味ノート

ボードゲーム・漫画・ライトノベルの感想/考察を書いてます

ゆらぎ荘の幽奈さん132話・やっぱり千紗希は特殊能力を持っているのでは?(週刊少年ジャンプ感想/2018年47号④)

ゆらぎ荘の幽奈さん

 

今までの千紗希回は大体服を脱がされて恥ずかしい思いをする回が多かったので、私の中で彼女は「自分の服を脱がされる能力でも持っているのでは?」とか思っていたのだけれど、この調子だと本当にそんな能力を持っているのでは??? 

 

というか、その能力は日々日々進化しているのでは???

 

ついに彼女は存在するだけで自分だけでなく周囲の人の服すら脱がせるような存在になっているようだ。しかも、そのうえで一番恥ずかしい恰好をするのは自分だという本当にろくでもない能力。ミウラタダヒロ先生はどんだけ千紗希に露出せたいんだ……。

 

それこそ、コガラシ君が持っている女の子とエッチなハプニングを起こさせる能力みたいにそのうちこの能力も周囲に認知されることになるのではと思えてならない。

 

 

思春期ルネサンスダビデ

 

笑った。2ページ目の出オチから最後のオチまできれいにつながっているし、ところどころ挟まれる小ネタも面白い。

 

というかやっぱり小便小僧のキャラがいい。連絡手段が文通っていうのは、確かに小便小僧がやりそうなんだけれどなかなか予想外のことで、こういった斜め上の発想をしてくるのがこの作品の面白いところだと思う。あと、さすがに使ってる伝書鳩多すぎ。そんなにいらんやろ。

 

しかし、ダビデ君普通に好青年だし、6話にしてクラス1の美少女と平然と仲良くなってるし、やはり彼の友達いないは嘘なんだよな……。友達いないってのはどこかの青春兵器さんとかエージェントとか、ああいうやつらのことを言うんだ。

 

 

ジモトがジャパン!

 

だいぶ盛り返してきたな、という印象。私はこういう話を待っていた。

 

実際、最近はマスラオのキャラを良く描写しようとする意志を感じたし、今回の話はその集大成の回だったと思う。

 

47都道府県すべてを愛するといいながら東京都ディスがひどかった1話とは大違いだ。今回の話でちゃんと東京都にもスポット当たったし、初期の問題はしっかりと解消された。

 

キャラも皆立ってきたし、画面もかなり読みやすくなったし、ここ数話での成長がすさまじい。徐々に楽しみな漫画になりつつある。

 

 

THE COMIQ

 

話の大筋とアイデアはすごく面白い。話せない囚人が、背景を描くことを通して自分の無実を伝え、それを受けて主人公が事件を解決しようと奔走するというアイデアは面白い。さらに、それを王道の展開に乗せて書いている大筋もよい。

 

ただ、演出優先で敵側がイマイチ合理性に欠ける行動をしているところが好きになれなかった。例えば、漫画のデータを消すところまではいいとしても、どうして時間がない中シンボルを残していく必要があるのかとか、わざわざ主人公の家の近くに風船を取り付けるなんていう回りくどい脅迫をして、それで姿を見られたらどうするんだとか、数多のツッコミどころがあるのがいただけない。

 

逆にもし次の話以降でこのツッコミどころに十分な説明をしてくれるのであれば、この作品は十分面白い作品になるんじゃないかと思う。「敵側が狂人なので狂人の理屈をもってそうした」という形でもいいので何らかの合理的な説明が欲しい。