ユカリの雑記帳

ジャンプの感想をメインに書いてます

呪術廻戦36話・呪術師の連絡手段が携帯電話っていうのが地味にツボ(週刊少年ジャンプ感想/2018年51号②)

●本日の感想作品

  1. 呪術廻戦
  2. ワールドトリガー

 

呪術廻戦

 

結構ツボだったのが、団体戦の連絡手段が普通に携帯電話だったこと。

 

確かに普通ブルートゥースイヤホンとかつけて戦わないし、電話するしかないよな。ここら辺妙にリアルで面白かった。

 

そうえいば先週、あのかわいいホウキの人が普通に携帯電話使ってたな……。意識してなかった。

 

 

でも、結構意思疎通が重要なゲームだし、「常時グループ通話状態にしておく」とかの方がよさげな気がしたんだけれどどうなんだろ?

 

2級呪霊とか見つけた時に、いちいちコールするよりもグループ通話でばっと話したほうがよくない?

 

あ、でもそうか。戦闘中に耳をイヤホンでふさぐのは厳しいし、かといってスピーカーモードにしとくとうっかり敵側に情報が洩れる心配があるからできないのか。残念。

 

 

あと、やっぱり、京都高の面々は「虎杖を呪いとして祓う感覚」でいるらしい。

 

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パンダ師匠から改めて言われると納得。

 

そう考えると東堂はともかく、霞が虎杖をある程度とはいえ人間としてみてたのって結構すごいことだったのかもしれない。

 

貧乏で弟のために頑張る霞ちゃんすごく健気でかわいいんだけど、なんとなく呪術廻戦世界だとこういうキャラから死んでいきそうで嫌なんだよな……。

 

「善人でも不幸になる不平等な世界」ってのが世界観の根底にあるわけだし。

 

 

一方虎杖陣営。

 

「おまえは親友ではなくなってしまう」「どうしよう、それは別にいい」のやり取り好き

 

 

それはともかく、やっぱり虎杖の近接戦の才能がずば抜けていることが改めて描写された。

 

地味に虎杖の近接戦を、「戦っている相手の視点」で描かれたのははじめてだったけど、本当に喧嘩慣れしてるな……。身体能力も人間とは思えないし。

 

そのうえで、東堂という実力者から「逕庭拳」の問題点を指摘されるというパワーアップフラグ。

 

実際これ意識してやっているわけではなくたまたまだし、意識してできるようになればさらに強くなれるだろうな。

 

その問題点を見抜くことで東堂の格も上がっているし、なんだかんだで「どう強化するか」までわかっていそうなあたりが面白い。

 

やっぱりこの二人の組み合わせ結構好きだし、これからもちょくちょく絡んでほしいな……。

 

 

ワールドトリガー

 

んー、やっぱりワルトリのこの堅実な成長はいいなあ。

 

修が地味に成長していてすごく嬉しくなる。

 

ワイヤーが効きやすい地形とはいえ、「東隊のアタッカー二人から逃げる」という行為が形になっているのは成長を感じる。

 

特にとっさの判断力が上がったよな……。階段あがったところで小荒井に追いつかれたときに、ちゃんとスラスターで対応していたりとか、これは以前の修だったらできなかったはず。

 

あとはユズルに狙われたときに、アイビスの弾速が遅いとはいえきちんと避けて小荒井すら庇っているところとかも良い。

 

修も地道にだけどしっかり成長しているんだなと感じる。

 

だけどその反面、相変わらずスラスターに体が引っ張られているところは変わらないし、アステロイドの狙いがぶれているところも修らしい。

 

こんな風に、いまだにできないところがある、だけど地に足をついた成長をしてくれるのはワールドトリガーの良いところだよなあ。

 

この作品はこういうところがとにかく丁寧で好き。

 

地に足をついた成長をしているところは鈴鳴第一も一緒で、この新しい陣形もすごく「地に足をついた」成長なんだよな。

 

この陣形ができるようになった背景というのがしっかりあって、「今までは村上におんぶにだっこ状態」だったのが「大規模侵攻を経て来馬に変化が起き」て、その変化によって今回の陣形が出来上がっている。

 

来馬が戦場でしっかりと前に出れるようになった背景が描写されているからこそ、この新しい陣形もすごく納得のいく成長になってる。

 

こういう地に足がついた描写が、「その世界でキャラクターが生きている」感を出していて、それもまたワールドトリガーの魅力なんだよな。

 

 

あと、鈴鳴第一の作戦に関しては、しっかり予想が当たってうれしいぞ。やったぜ。

 

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やっぱりこの地形・時間の特異性は「光源を奪える」ことにあったんだな。

 

そして弧月が黒いのは暗闇戦闘内で有利に立ち回るため、と。東隊が雪ステージの時にバックワームを白くしていたりとか、こういうところもワルトリやっぱり丁寧だよな。

 

 

そしてこの作戦に対して、修が即座に対応できずにフリーズするところが実戦不足感あって良い

 

そのうえで、実戦経験豊富なユズルが停電に動揺せずにトリガーの光を狙って狙撃をするというのもすごく良い

 

ここら辺、二人の実戦経験の差がすごくきれいに描かれていて良い。

 

東隊の二人もトリガーを即座に鞘にしまって撃たれないようにしているし、やっぱり修はこういうところもいまだに未熟なんだよなあ。

 

でも、思ったよりみんな「突如の暗闇」に慣れてて結構驚いた。ふつうもっと慌てない? なんでそんな冷静に対処できるの?

 

まあでもさすがに、高速の切り合いの最中に突如停電が来たら対応も難しいだろうし、影浦&ゾエさんがどう対応したのか楽しみ。

 

 

ぼくたちは勉強ができない88話・成幸のプロポーズと、文乃の決意と成長と(週刊少年ジャンプ感想/2018年51号)

僕たちは勉強ができない

 

 今週のぼく勉は、成幸の告白からのプロポーズの流れが本当に最高でしたね…。

 

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これ、完全にプロポーズやんけ……。もう君たちは結婚すれば良いと思うよ……。いやむしろもう結婚してた気がしてきた

 

 

しっかし、とにかく成幸君がイケメンだった。成幸の行動が的確に文乃を救っていて、もう彼は文乃を救うために生まれてきたんじゃないかと思うくらい。

 

 

まず、最初の星の名前をあげていくシーン。

 

これが凄い。文乃の一番好きなことに対して「なんかちょっと興味出てきてさ」って言って勉強してるところが凄い。

 

文乃は星が好きだけど、彼女の周りにはその話題を共有できる人が「もういない」。その枠に成幸がすっと入ってきてくれたのは、文乃にとってすごく嬉しかったんだろう。

 

もう水を得た魚のように大興奮で語り出す文乃さん。すごく幸せそう。

 

それだけじゃなくて、先生にも父親にも否定された「星が好き」という想いを、「実際に勉強する」という行動までして認めてもらえたのは文乃にとって救いでしかない。

 

しかも、成幸は「俺が星のこと興味持ったのは、あの時お前が心から楽しそうに話してくれたからだよ」と続けて語る。これ、成幸はただ本心を話しているつもりだろうけど、文乃にとっては心に響く言葉なんだよなあ。

 

前にも何度か言っているけれど、文乃は「本心を理性で抑える」キャラクターだ。その裏には「本心を語っても否定されてきた過去」がある。だけど、成幸のこの台詞は「文乃が本心を語った瞬間」を肯定するものだ。

 

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まあその後の告白の方が文乃的には衝撃すぎて、あんまり記憶に残ってないかもしれないけど。

 

それでも、そうやって成幸は沢山の人に否定されていた「文乃の本心」を、たった一人認めて肯定した。「本心を認めてくれる人がいる」という現実は、間違いなく文乃を救った。そのうえで、あのプロポーズですよ

 

もうね……メインヒロインルートのクライマックスかよと言いたくなるような展開。今までの積み重ねを全て詰め込んだ最高のプロポーズだった。

 

そして、そのプロポーズを受けて前に進み出す文乃。「本心を認めてくれる人」である成幸に背中を押され、恐怖を抑えながら父親に本心を語る

 

今まで「どうせ認めてくれない」と言い訳しながら避けていた「本心を語る」シーンは凄く熱い。これは完全に少年漫画。

 

人は誰だって本心を否定されるのは怖い。だからこそ、多くの人は本心を「言い訳して」語らない。

 

だけど、文乃はその一歩を踏み出した。彼女は逃げずに戦った。

 

 

それに対して、父親もまた自分の本心を語る。「才能が生かされない」ことへの怯え、母親の死への虚しさ。

 

彼にとって文乃の夢を認めることは、「才能が生かされない」ことを認めるということ。そしてそれは、彼にとっては「静流の死」を認めることに繋がるのだろう。

 

「静流の死」を受け入れられない彼は、無意識に「静流の死」と「才能が生かされない」ことを結びつけ、それらを受け入れられなくなってしまっていた。

 

だから彼は、どうしても文乃の夢を認めることが出来なかった。

 

 

そして、二人が本心をぶつけ合った後。文乃が取り出したのは「母の本心」。あのパスワードがかかっていた「☆」のフォルダ。ここに、静流の言葉が詰まっているのだろう。

 

はたして、静流の言葉は零待の止まってしまった時を動かすことができるのか。文乃の行動が報われる時は来るのか。本当に来週が楽しみだ。

 

 

それでもとにかく、本当に今週は神回だった。今まで積み重ねた集大成、ほんとメインヒロインルートのクライマックス感しかない

 

成幸はコガラシみたいな超人じゃない。いやまあ、あそこまで人のために何かをできるのは充分超人だと思うけれど、それでもすべてを解決できるヒーローじゃない。

 

でも、「この件に関して俺は何もしてやれない」という状況でも、それでも彼は文乃を救った。彼女に一歩踏み出させた。

 

やっぱり成幸は主人公なんだと思ったし、その想いに答える文乃もまた主人公だった。本当に「最愛の星に」編は読んでいて幸せだった(まだ終わってないけど)。

 

おそらく来週で最後になる「最愛の星に」編。今からもう楽しみで仕方ないし、筒井先生には感謝の思いしかない。

 

※本記事内で使用している画像は『ぼくたちは勉強ができない/筒井大志/週刊少年ジャンプ』より引用しています

約束のネバーランド111話・アンドリューさんは無能だけどきっちり仕事はしてくれた(週刊少年ジャンプ感想/2018年50号⑤)

●本日の感想作品一覧●

  1. 約束のネバーランド
  2. 鬼滅の刃
  3. アクタージュ
  4. Dr.Stone

 

 

約束のネバーランド

 

お、おお。これは良い展開じゃないか。

 

私の中ではかなり評価が低かったアンドリューさんだけど、最後にちゃんと良い仕事をしてくれた。

 

いやまあ正直生き残ったことにハイになって、相手を煽ることを選択するあたりは無能だけれど。

 

私の中では「人間は鬼と違って弱いから慢心をせず知恵を使う」という展開を期待していたのだけど、アンドリューさんはその期待を見事に裏切ってくれるからなあ。

 

この人、この期に及んでいまだに慢心し続けているからな……。悲しい。

 

それでもちゃんと「人間」としてのメリットを生かしたうえでエマの心を折ろうとしているあたりは非常に良い

 

エマの言っていることがしっかりと「理想論」であることを叩きつけてくれる展開は非常に私の好み。そこだけは本当に良い仕事をしてくれた。

 

 

鬼滅の刃

 

おおう。狂気につぐ狂気

 

しかし岩柱さんが鬼殺隊最強なのか。さすが天元に「得体のしれない奴」と言われただけはある。

 

 

それはそれとして、今週は本当に狂気にあふれていた

 

「火であぶるのは危険なため、無しとする」とか自分を火あぶりにしながら言うことじゃない。もはや人外。

 

 

個人的に面白いと思ったのが、修行パートを「意味わからん修行」にすることでギャグにして、見事に「修行パートの退屈さ」を消し去っている点

 

「岩にくっつけ、あったかいぞ」とか、本当に狂気しか感じないぞ。

 

これは鬼滅の刃らしいというか、この作品にしかできないんじゃないかと思える。

 

あともう一つよかったなと思ったのが、この修行に至ったモブキャラたちがある程度力をつけている描写をされている点。

 

今までモブは「お前ら本当に入隊試験突破したのか?」と思えるほど弱かったけど、そんなモブたちでもそれなりに力をつけているのがよかった。

 

そうだよね、こんな過酷な修行超えればちゃんと強くなれるもんね。あとは少しでも活躍してほしいけど……うーん……。

 

 

 

アクタージュ

 

やっぱり、「自分の見ている世界をほかの人に見せる」のは実力を感じる

 

夜凪はもともとそういう才能が高かったけれど、それでも今回は銀河鉄道の風景が綺麗である」ことも相まって、本当に「ただ、すごい」と視覚に訴えてくる

 

あとは映画評論家の人が夜凪を「彼」と表現しているのもいいなと思った。

 

確かに全く知らない人が今の夜凪を見たら少年だと思うだろうな……。ここら辺が丁寧なのもこの作品の良いところだ。

 

 

その後、七生が芝居の中に「巌の存在」を見て救われる展開を描いて、しかしそれ故に「アキラの存在」が異質であると表現したのは見事。

 

「劇団天球のためにあるこの物語の中でアキラだけが取り残されている」という社長の見解はもっとも。

 

実際彼女視点ではアキラはただ才能がない存在でしかないからなあ。ぜひ彼には彼女に衝撃を与えてほしい。

 

 

そして、ついに来週アキラにスポットライトが当たる展開に

 

彼は巌さんの言葉から自分の殻を破ることができるのであろうか。楽しみだ。

 

 

DrStone

 

なるほど! こうやって繋げるのか!

 

相変わらずこの作品は主人公の目的作りがうまいな

 

千空の大目的が「科学で全人類を救う」で、そこを全くぶらさずに章ごとにしっかりと「章の目的」が作られている。

 

今回の章目的も「千空らしい」し、読者にも「石化が人を治すもの」という情報があるから、読者が納得できて「ノれる」目的になっている。

 

やっぱり、「石化の元凶を突き止め、それを逆に利用する」っていうのは「ついに来たか!」って感じだし、すごくワクワクする。

 

 

現状ある情報って、「なぜか燕と人類だけが狙われた」ってだけだっけ? さすがにそれ以外の部分は覚えてないな。

 

うーん、まるでどうなるかわからないし、先の展開が楽しみだ。こういう科学でファンタジーに挑む展開は大好き。

 

HUNTER×HUNTER388話、ビルの能力も明らかに。二人があそこまで素直に自分の能力を明かした理由とは?(週刊少年ジャンプ感想/2018年50号④)

HUNTER×HUNTER

 

今週のハンタ、完全に小説だったな……。漫画なのに絵よりも字が多かったぞ。

 

 

今週読んでいて気になったのは以下の二点。

 

  1. クラピカ陣営が思ってたよりも素直にすべてを話していたこと
  2. リハンと兵隊長の思考

 

 

①クラピカ陣営が思ってたよりも素直にすべてを話していたこと

 

これはすごい意外だった。私は陰とかを使って可能な限り情報を与えずに能力覚醒させるものだと思ってた。

 

それがまさかクラピカの能力だけでなく、ビルの能力まで含めて明かすとは思っていなかった。

 

一応緘口令は強いてはいるものの、誰かしらはしゃべるだろうし実質二人の能力は半分公開情報になったも同然だ。

 

確かに第一王子の側近が言うようにクラピカの能力は5つある能力の1つでしかないのは事実。

 

でも、その1つでもなるべく隠したほうが対策が立てにくいんじゃないかとは思ってしまう。ビルの能力まで明かしてしまうのは完全に悪手ではなかろうか?

 

 

という風に思えたので、逆にここまで素直に話すことのメリットを考えてみた。

 

その結果、2つほどメリットが見えてきた。

 

1つ目は、「相手に心理的負担を与えること」だ。

 

人間は基本的に「何かを与えられたら、それと同等のものを返そう」と思うようになる。

 

この心理の動きを「返報性」と言うのだけれど、この「何か」には「情報」も入る

 

例えばビルが「お前が率先して自分の能力を晒したんだ。オレがやらん訳にはいかんだろ?」と言っているのも、クラピカの能力という情報を知り自分も彼に何かを返さなければ、という心理が働いた結果だと思われる。

 

この性質を利用して、自分の情報を晒すことで相手に心理的な負担を与えて、「彼らのために何かをしなければ」と思わせることは「素直に話すメリット」になりえる。

 

 

2つ目は、クラピカの能力を一部明かすことが彼らへの攻撃を弱めることに繋がる可能性があること。

 

クラピカは今回「ビルの能力を私が借りてそれを貴方にさらに貸す」と自分の能力を明かしている。

 

しかし、この話を聞いた念能力者が想定するのは「クラピカは他人の能力を奪うことができるのでは」というものではなかろうか。

 

そして、これまた心理的な問題になるのだが、自分の能力を奪ってくるかもしれない相手と戦いたいと思うだろうか? 私だったらなるべく戦いたくない。

 

このような形で念能力者に断片的な情報を与えて「なるべく戦いたくないな」と思わせることもまたメリットになるのではなかろうか。

 

 

そしてそもそも、今回の状況だと能力を明かすことのデメリットも少ないのかもしれない。

 

なぜなら、今こうやって「講義」の場を作り上げているクラピカ陣営に対して攻撃が行われる場合、それはもう完全に血で血を洗う継承戦が完全に始まった時だ。

 

そして、その時には武力に乏しいクラピカ陣営は押しつぶされるしかない。

 

つまり、継承戦やむなしの流れになったら結局能力がばれていようがいまいが終わりなのだ。

 

以上の理由によりクラピカはあそこまで素直に手の内を明かしたんじゃないかと考えられる。

 

 

でも実際ビルの言う通り「力は人を変える」し、綱渡りであることには変わらないんだよな……。

 

むしろ素直に話しておかないと、第一王子の護衛兵が「嘘を見抜く」能力を持っていた場合にいちゃもんつけて殺される可能性があるし、こうするしかなかったのかもしれない。

 

 

②リハンと兵隊長の思考
 

こちらも結構色々考えさせられた。

 

とりあえずリハンの思考長すぎるんだよとツッコミを入れさせてもらいたい。

 

ただ、ここの二人の思考がイマイチわかりきらなかったんだよなあ。

 

一番わからなかったのは兵隊長の「おそらく貴様は敵の能力判定を誤っている!(中略)シカクは操作系の能力者…そこから答えを手繰れ!」という点。ここがよくわからなかった。

 

ちょっと考えたのは「シカクが自分を操作する能力の持ち主」であり、「操作系は早い者勝ちである都合、自分自身を操ることができるシカクには能力が効きにくい」という可能性だけれども……。

 

たとえそうであったとしても「=敵側が操作系能力ではない」ということにはならないんだよなあ。

 

あるいは、今回「操作系能力に操られているかどうかわかる」と言っていたけれど、第六王子のところにいた護衛兵が「操られていたわけではない」と証言したとかかな? それならまだ理解できる。

 

 

だけど実際問題として「自重」の指示は間違っていないと思うんだよなあ。

 

ハルケンブルクの能力が操作系でないにしろ操作系であるにしろ「シカクに自死させることができる能力」であることは間違いない。

 

つまりハルケンブルクの前では、「第一王子の護衛兵である」ことが理由で攻撃されないということがない

 

見た目が自死なら裁判で負ける心配がないからな。

 

そんなところにリハンが向かったとしても、プレデターを開放する前に「自死させられる」未来しか見えないんだよな。

 

明らかにリスクが高すぎるし、リハンが第九王子のところに行くべきではないというのは間違っていないと思う。

 

 

こんな感じで今週はすごく情報が多かったので考察するのが楽しかった。

 

あと、ビルが完全にクラピカの相棒と化していて良かった。

 

「臆病者は腹をくくらないよ」とか良いやり取りだよな…。彼がここまで重要人物になるとは初登場時は思ってもいなかった。死なないでほしいなあ……。

 

 

 

総合時間事業(中略)専属秘書田中誠司が20話で打ち切りに。その理由を考えてみた(週刊少年ジャンプ感想/2018年50号③)

田中誠司

 

終わったか。私の中では打ち切られるべくして打ち切られた作品といった印象。

 

個人的にこの作品の一番の問題点は、主人公に与えられた「人間世界宝を3人探す」という目的だと思う。

 

この「目的」は、他の作品と比べてみると明かに魅力が足りない

 

例えばドクターストーンの千空の目的は「科学で人類を救う」だ。

 

これは千空のキャラクターの根幹をなす「科学」と密接な結びつきがある。

 

だからこそ、「目的」が主人公にとって非常に大切なものになるし、読者にとっても魅力的な「目的」となる

 

 

本作品の主人公である時岡の根幹となる価値観は「自分の周りの人を大切にしたい」だ。にもかかわらず、実際に与えられた目的は「人間世界宝を3人探す」というものだった。

 

この主人公の信念と目的の不一致からは、どうしても「作者の都合で与えられた感じ」が出てしまう

 

それになにより魅力的な目的になりえない。

 

 

もし、時岡の価値観と目的を合わせるのであれば、例えば目的を「周囲の困っている人を助ける」とかにして、それに田中と一緒に挑戦するとかにすればよかったんじゃないだろうか。

 

あるいは、主人公を左門君のクズみたいな感じにしてひたすら金を稼ぐとかね。

 

 

実際問題として、天塚先生としては田中を推したかったんだろうなという問題はある。読み切り版は時岡いなかったし。

 

「田中には読者が共感できないから、読者視点が必要」みたいな感じで生まれたのが時岡だったんじゃないかな。

 

それに加えて、「少年漫画には目的が必要」という発想で「人間世界宝」も生まれたんじゃないかと思う。

 

それ故に、時岡の信念と目的がかみ合わないような感じになってしまったんじゃないだろうか。

 

 

と、ここまで批判してきたけど、私は最川強兵周りの話は結構好きだった。彼には「最強になりたい」という信念と一致した目的があった

 

彼は、本作品の一番の問題だった「主人公の目的が与えられた感しかない」に対する反省が込められたキャラクターだったと思う。そこは良かったと思う。

 

 

結論としては、田中誠司は主人公の目的がとにかく弱かった。そこで序盤に引き込めなかったことは大きな問題だった。

 

ただ、それに対する反省を込めたキャラクターとして最川強兵というキャラクターを作り上げたのは良かったと思う、といった感じ。

 

 

なんにせよ、天塚先生、お疲れさまでした。

 

 

ワールドトリガー

 

お、トリオン体が暗視能力を発揮するにはオペレーターの支援が必要だと明言された。

 

これはやっぱり急な停電で視覚を奪う作戦の可能性が高まったかな。

 

 

しかし、今回の戦闘は「オペレーターの重要性」に重点を置いてきているのがすごく楽しい

 

今まで「オペレーターの活躍」が重点的に描かれることなかったし。

 

今までのオペレーターの活躍といえば、例えば空閑VS村上戦の水中に落ちた瞬間の視覚支援の切り替えとかがあったけど、あれはかなり地味だったし。

 

今回みたいにオペレーターも含めて戦っているんだぞという描写は、集団戦がウリのワールドトリガーらしくてすごく良かった。

 

それにここにきて「オペレーター」に読者の注意を向けさせることは、今までとは違う要素に目を向けさせてランク戦に飽きるのを防ぐという意味もあるんだろう。なんにせよ見事。

 

 

あと、今週の描写を見て考えてたんだけど、栞ちゃんって普段三人チームのオペレーティングしかしてないんだよな。

 

玉狛第一は三人だし、その前にオペレーターしていた風間隊も三人だし。

 

そう考えると、いかにベテランオペレーターといえど四人には慣れていないのかもしれない。

 

そのことに加えて、今回の東隊はオペレーターの負荷を意識しているから、栞ちゃんもだいぶきつかったんだろう。それが今回のアラートミスにつながったのかもしれない。

 

 

しかし、こういう風にオペレーターに重点が置かれる展開を見ていると、玉狛第二に新しくオペレーターが来る展開もあるのかなと思った。

 

実際今、栞ちゃんは玉狛第一とのオペレーター兼任をしているわけだし、結構大変だと思うのよね。

 

今はランク戦がメインだからいいけど、防衛戦とかで玉狛第一と第二が一緒に戦場に出ることになったら……

 

そうなると、もしかしたら修がオペレーターに転属する展開も……? さすがにないと思うけど。

 

 

あ、それから鈴鳴第一の新しい形ってなんだろう? ってのも気になった。刀身が黒くなっているのを見てすぐに思い浮かぶのは鉛弾だけど、さすがに弧月に鉛弾は無いだろうし謎だ。

 

もしかしたら刀身が黒いのは暗闇戦闘で見えにくくするためで、鈴鳴第一の新しい形っていうのとは無関係かもしれないけど。

 

 

色々気になるなあ。修があまりに絶望な状況に置かれてることもあるし。来週もまた楽しみだ。

 

 

呪術廻戦35話・「東堂の脳内に溢れ出した存在しない記憶」ってマジで何言ってるかわからん(週刊少年ジャンプ感想/2018年50号②)

呪術廻戦

 

「瞬間、東堂の脳内に溢れ出した存在しない記憶」って、もう何を言ってるのか全く分からんな。

 

一瞬「東堂の術式に関わる何かか?」と疑ったけど全くそんなことはなく、ただ東堂が狂人なだけだった。びっくりだ。

 

しかもその後の様子を見るに、「存在しない記憶」が真実である前提で動いてやがる。紛れもない狂人だ。

 

「どうやら俺たちは、“親友”のようだな」とか本当に何を言っているんだお前は! 

 

しかし、その割に存在しない記憶内の虎杖が普通に虎杖っぽくて、案外こいつは人のことをよく見てるんじゃないかと思えてくるのがなんか面白い。東堂は本当によくわからん。

 

 

そのあとの完全に虎杖を殺そうとする京都勢は、しっかり囲んで包囲攻撃ているあたり殺意が高い。こういうところ呪術廻戦はしっかり描いてくれるので好き。

 

霞(刀の人)以外全員表情変えてないし、彼らにとって虎杖は「祓う」対象でしかないんだろうということがしっかり伝わってくる。

 

そういえば、五条さんが「呪術師は頭がいかれてることが必要」とか言ってたけど、確かに半分呪いとはいえ「しっかりと人格のある人間」を殺しに行ける彼らは「呪術師らしい」のかもしれない。

 

今回の様子を見る限り、霞は虎杖をなるべく殺したくない(五条のファンだし、嫌われることはしたくないのもあるんだろう)けど、自分が関わらない間に死んでしまっても仕方ないって感じなのかね。

 

あともう一人虎杖殺しに積極的じゃないホウキの人は、単純に呪霊狩りのほうに集中したいってのが理由なのかな? 

 

ホウキの人は前回の作戦会議でも虎杖の殺しを避ける方向に話を進めようとしてたけど、虎杖に生きていてほしいというよりはそっちに気を取られて呪霊狩りがおろそかになることの方が嫌なのかもしれない。

 

五条先生の内通者の話を聞いてから、もし学生内に内通者がいるなら「虎杖を殺さない方向へもっていく」んじゃないかと思ってホウキの人をちょっと疑ってたんだけど、今週の様子を見る限りあんまり内通者っぽくないなあ。なんかこう、内通者にしてはアホっぽいというか。

 

 

あと、個人的に霞のキャラクターが結構好きだった。

 

虎杖を殺したくないといいつつ結局周りの圧力に負けて殺す手助けをしているところがなんか良い。

 

内心で「殺したくない」って思いつつ具体的な行動を起こさないってのがこう、周りに流される弱い人間感あって好き。

 

霞が虎杖を殺さないためにやったことって、居合の抜刀をためらうことくらいだからなあ。ホウキの人のほうが会話を誘導しようとしていた分まだ防ぐために行動していたぞ

 

そういえば、霞は五条さん大好きなのに冷たい態度取り続けてたし、行動と内心がひたすらぶれっぶれなキャラなのかもしれない。そういうのでも好き。

 

徐々に京都勢もキャラクターが描かれてきたけど、呪術師らしくていいですね。みんなどこかしらおかしい。そういうところ好き。

 

 

僕たちは勉強ができない87話、文乃と成幸は結婚すればいいと思う(週刊少年ジャンプ感想/2018年50号)

ぼくたちは勉強ができない

 

今週のぼく勉を読んで、とりあえずこれだけは言わせてもらいたい。

 

おまえら結婚しろよ!

 

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このページ、完全に新婚後の一幕である。ちゃんと割烹着を着て形から入るあたりさすがとしか言いようがない。

 

割烹着姿で「幸せなお嫁さんになるのも夢だったから!!」と叫ぶ文乃さん。

 

もうそのまま成幸君のお嫁さんになるといいと思うよ、という感想しか出てこない。

 

 

でも、文乃はお嫁さんになる夢も天文学の夢もどちらも才能がないという悲しい状況になっている。

 

天文学の夢は父親に価値はないと否定された。

 

料理も手に絆創膏貼りまくるほど頑張ったのに、完成したのは食べ物じゃない「ナニカ」。

 

だけど、そんな文乃に対して「俺は好きだな、このスクランブルエッグ」と笑いながら言える成幸のなんと素敵なことか

 

成幸はちゃんと文乃が頑張ったことに気が付いて、その頑張りを認めている。かつて「できないこと」に苦しんだ彼らしい優しさだ。これは文乃でなくても惚れる。

 

だけど、この成幸のやさしさに逆にいたたまれなくなってしまうのが文乃らしい

 

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この表情とか、「私、成幸君にしてもらってばっかりで何も返せてない」と言っているように見える。

 

その後の彼女のテンパりは、多分家事の才能の無さだけでなくこの気持ちも原因だったんだろう。

 

「たくさんのことをしてもらってるのに何も返せてない」という状況に焦って、何かしようと頑張って、でも家事の才能のなさも相まってたくさんミスをしてしまう。

 

文乃は見事にこのループに陥ってしまう。

 

 

そんな彼女は、ついにテンパりが最高潮に達したのか「お背中くらい流さなきゃ!」という狂気の発想に陥る。

 

どうしてこうなった。

 

でも、成幸の水着をしっかりと用意してる辺り抜け目ない(?)し、「かゆい所はありませんかー旦那様」「あ…ではちょこっと右を…」とかなんか新婚生活の一幕みたいになってるし、結果として悪くなかったのか? 

 

個人的にこのお風呂展開は、ぱっと見シャツ一枚に見せることで成幸をドキドキさせつつ、そのうえで水着で完全防御するという発想が天才だったなと思いました。

 

 

とか思いつつ次のページをめくると、突如としてシリアス展開に。

 

やっぱり文乃と零待の溝は大きいんだろう。

 

「今更話すようなことなんて何もない。何も…」と言いながら、文乃はすごく悲しそうな顔をしている

 

色々なところで父親の思い出が蘇っているんだし、「何もない」訳がない。

 

だけど、期待したら三者面談の時のように裏切られてしまう。それが怖い。そんな表情だ。

 

それだけじゃなく、「…そんなことより、今は…」の後には「こんなにたくさんのことをしてくれるあなたに、何か返したい」という思いが続くのだろう。

 

本当に、その思いと父親への思いで彼女の中はぐっちゃぐっちゃになってるんだろう。

 

 

そんな文乃に対して、成幸はラストで「今からデートしないか」と誘う

 

成幸君の恋愛能力成長に感慨しかないのは置いておいて、この展開は……いいね。

 

二人で夜空を見上げながら話すのは、今の文乃にとって救いとなるだろう。なんならそのまま手を繋いでしまえ!

 

というわけで、来週のデート回すごく楽しみです。

 

 

※本文中に登場する情報はすべて「ぼくたちは勉強ができない筒井大志週刊少年ジャンプ」より引用しております