雨夏ユカリの趣味ノート

ボードゲーム・漫画・ライトノベルの感想/考察を書いてます

ワールドトリガー169話・停電戦術とそれに対する対応がいかにもワルトリらしい(週刊少年ジャンプ感想/2018年52号③)

ワールドトリガー

 

「よそのオペレーターに毒を盛る」という発想がナチュラルに出てくるあたり流石太一邪悪である

 

 

ところで、先週の影浦・村上・ユーマの3人の勝率がどうしてああなっているのか気になっていたのだけど、今週でその理由が分かった気がする。

 

まず影浦はスコーピオン二刀流とマンティスのおかげで攻めの手札が厚い。だから村上の学習能力で対応されても別の手を作り出すのが早いし、手が多いから組み合わせを変えることで学習に対応できる。

 

そのうえで、サイドエフェクトが疑似未来視みたいに使えるのかもしれない。よくある「達人が相手の目の動きから攻撃の軌道を予測する」ってやつを影浦はサイドエフェクトでやってのけるから地力が高いんだろう。

 

で、ユーマはまだスコーピオンを触って日が浅いので手札が多くなく、そのせいで村上の学習能力に対応されてしまう。

 

そのうえで、ユーマは「攻撃の感情が読めない」から影浦のサイドエフェクトが働きにくく、影浦はユーマに対して地力の面で若干不利になるんじゃないかと思う。

 

だからユーマと影浦の勝率がほぼ5:5で、影浦村上と村上ユーマが6:4になってたんじゃないかなあ。

 

ところで、サイドエフェクトがないにもかかわらずアタッカー1位と2位をかっさらってる風間さんと太刀川っていったい何者なんだろう……?

 

 

そして、今週の戦術を軸にした攻防が大変ワールドトリガーらしくて面白かった。

 

停電させてその隙をつくまでは予想していたけど、その後の暗視状態の時に電気をつけて視界を奪うまでは想定できなかったな。

 

それに対してユズルが即座に壁抜きスナイプで分電盤を打ち抜きに行ったり、ゾエさんが電気系統を破壊したりという対応をするのが実にワールドトリガーらしい対応。ワールドトリガーのこういうところはいつ見ても面白い。

 

特に太一を撃つのは難しいなら分電盤を壊せばいいじゃないという発想は機転が利いててよかった。そういえばユズルはなんだかんだで技術が東さんと同レベル程度あるっぽいし、動かない相手を壁抜きで当てることはそこまで難しくないらしい。流石。

 

それに対して太一がエスクードで対応してたのもすごくいいよな。こういう風に戦術を練った側が対応策をあらかじめ対策しておくのは、「あ、事前の作戦会議しっかりやったんだな」と思えてよい。

 

 

あと今週気になることと言ったら、東さんが使っているっぽいダミービーコンか。初登場のトリガーが使われるのはやっぱりワクワクする。

 

実はダミービーコンはもうちょっと大きくて設置して動かないものだと思ってたんだけど、このダミービーコン動きそうだな。レーダーに映りながら移動するビーコンは今回みたいに縦に広いマップだとなおさら有効そうだな……。その縦の列すべてにオペレーターは警戒を飛ばさないといけなくなってしまうし。

 

 

最後に、今週ひとつツッコミたいことがあるとしたら、ヒュース君、照明を操作している人を狙いに行くならその旨を修に伝えてあげようぜ……。修君「照明をなんとかしないと」って考えて動けずにいるじゃないか。がんばれ修。

 

 

さて、次週以降はスクエアかぁ。なんでも2話同時掲載のうわさがあるとかないとか。なんにせよ、私の購買雑誌にスクエアが加わることは避けられないようだ。