呪術廻戦37話・釘崎は煽り性能高すぎるのでフリースタイルバトルやってほしい(週刊少年ジャンプ感想/2018年52号④)
本日の感想作品
- 呪術廻戦
- 鬼滅の刃
呪術廻戦
「俺達は、全身全霊で世界に存在している」ってセリフがあまりにかっこよすぎて痺れた。
それにしても東堂教えるの旨いな。個人的なイメージで「呪力を流すのはどうするか」を東堂は「感覚で何となく」できてしまう人種だと思っていたのだけど、虎杖にわかりやすく説明できるほど言語化していたとは。
案外東堂は天才型ではなく努力家なのかもしれない。もちろん才能はあるんだろうけど、それに奢らず鍛錬を欠かさない、みたいな。
初登場時の東堂とかタダのマジ●チにしか見えなかったけど、まさかこんなに良い意味で面白いキャラクターになるとは。やっぱり東堂と虎杖の絡みは見ていて楽しい。
この二人闘いながらドンドン仲良くなっていってるのが本当に良い。
その一方で煽りあっている釘崎陣営。
釘崎の煽りスキルがあまりに高すぎて笑ってしまう。ディスをしっかりと繋げているのがセンスあるなと思った。
まず真依をシンプルにディスり、そのディスに対する返答をペッパー君とディスりながら、そのペッパー君という言葉を使ってメカ丸をもディスっていく。短い時間できちんと京都高陣営を3人もディスっていくのレベル高すぎる。しかもディスの言葉がいちいちセンスにあふれてて秀逸なんだよな。まさに語彙力の高いディス。
釘崎フリースタイルバトルの才能があるんじゃないかと思えてならない。もしやったら相手の言葉を受けて完璧なディスを返しそう。
でもこうやって、「主人公陣営の嫌いな相手」にも普通に友達がいてその人のことを好きな人がいるってのは世界が広がっていいなあ。
なんというか、「敵に仲間がいる」というのではなくて、「感情的に嫌いな相手に友達がいる」っていうのが良い。
一応呪術師陣営は仲間だけど、全員が仲良しなのではなくて相性の良し悪しがきちんとあるのがいいなって思った。東堂とかいろんな人から「なんだあいつ」と思われてそうだけど虎杖とは仲良くなりそうだし。
鬼滅の刃
善逸一体何があったんだ……? どうしてこんなにも凛々しい顔になってしまっているんだ……???
水柱二人の天然の煽り性能の高さには笑うしかない。
炭治郎はよほどの相手じゃない限り長男力を発揮しながらコミュニケーションをとるからなあ。炭治郎のことを自分より下だと思っている人間にとってはマウントをとっているようにしか見えないんだろうな。
風柱さんとか完全にそのタイプだし、あの人煽り耐性低いのもあって炭治郎との相性が見事に最悪だ。
そりゃもうああやってキレるしかないんだろうなあ。
一方の富岡さんも、さすが柱全員に嫌われているといわれるだけはある性能だった。
すげえよな。富岡さん基本話さないし、話したら誤解されること言うし、最終的に話さずとも行動で煽るようになるし。おはぎを懐から取り出すとか煽りでしかないということに気が付かないあたり流石としか言いようがない。
これだけのことをやっていて「俺は嫌われていない」と言い張れるのだから流石は柱。メンタルも柱クラスということなんだろう。
でも、「俺はうまく話せなかったし……」と言いながら蹲る富岡さんは見ていてなかなか愉快だった。かわいい。
しかし、柔軟な水の呼吸を使える人間がそろいもそろってコミュニケーションが柔軟じゃないの面白いな。まあ富岡さんとは違って炭治郎は基本人と仲良くなれるけど。
そしてこんなギャグ展開からラストで無惨急襲。
お館様があまりに落ち着いているせいでそこまで緊張感ないけど、これ上弦の肆殺さない限り鬼殺隊詰んでるよなあ。
産屋敷が見つかったということは、移動させた刀鍛冶の里も見つかってしまうだろうし。控えめに言って詰んでる。
でもそういえば、なんだってこの臆病者産屋敷まで直接来ることができたんだろう?
無惨の性格からいって普通に上弦の誰かをメッセンジャーから送り込むんじゃないかと思ったんだけど。彼の臆病さを打ち消す何かがあったんだろうか?