雨夏ユカリの趣味ノート

ボードゲーム・漫画・ライトノベルの感想/考察を書いてます

呪術廻戦36話・呪術師の連絡手段が携帯電話っていうのが地味にツボ(週刊少年ジャンプ感想/2018年51号②)

●本日の感想作品

  1. 呪術廻戦
  2. ワールドトリガー

 

呪術廻戦

 

結構ツボだったのが、団体戦の連絡手段が普通に携帯電話だったこと。

 

確かに普通ブルートゥースイヤホンとかつけて戦わないし、電話するしかないよな。ここら辺妙にリアルで面白かった。

 

そうえいば先週、あのかわいいホウキの人が普通に携帯電話使ってたな……。意識してなかった。

 

 

でも、結構意思疎通が重要なゲームだし、「常時グループ通話状態にしておく」とかの方がよさげな気がしたんだけれどどうなんだろ?

 

2級呪霊とか見つけた時に、いちいちコールするよりもグループ通話でばっと話したほうがよくない?

 

あ、でもそうか。戦闘中に耳をイヤホンでふさぐのは厳しいし、かといってスピーカーモードにしとくとうっかり敵側に情報が洩れる心配があるからできないのか。残念。

 

 

あと、やっぱり、京都高の面々は「虎杖を呪いとして祓う感覚」でいるらしい。

 

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パンダ師匠から改めて言われると納得。

 

そう考えると東堂はともかく、霞が虎杖をある程度とはいえ人間としてみてたのって結構すごいことだったのかもしれない。

 

貧乏で弟のために頑張る霞ちゃんすごく健気でかわいいんだけど、なんとなく呪術廻戦世界だとこういうキャラから死んでいきそうで嫌なんだよな……。

 

「善人でも不幸になる不平等な世界」ってのが世界観の根底にあるわけだし。

 

 

一方虎杖陣営。

 

「おまえは親友ではなくなってしまう」「どうしよう、それは別にいい」のやり取り好き

 

 

それはともかく、やっぱり虎杖の近接戦の才能がずば抜けていることが改めて描写された。

 

地味に虎杖の近接戦を、「戦っている相手の視点」で描かれたのははじめてだったけど、本当に喧嘩慣れしてるな……。身体能力も人間とは思えないし。

 

そのうえで、東堂という実力者から「逕庭拳」の問題点を指摘されるというパワーアップフラグ。

 

実際これ意識してやっているわけではなくたまたまだし、意識してできるようになればさらに強くなれるだろうな。

 

その問題点を見抜くことで東堂の格も上がっているし、なんだかんだで「どう強化するか」までわかっていそうなあたりが面白い。

 

やっぱりこの二人の組み合わせ結構好きだし、これからもちょくちょく絡んでほしいな……。

 

 

ワールドトリガー

 

んー、やっぱりワルトリのこの堅実な成長はいいなあ。

 

修が地味に成長していてすごく嬉しくなる。

 

ワイヤーが効きやすい地形とはいえ、「東隊のアタッカー二人から逃げる」という行為が形になっているのは成長を感じる。

 

特にとっさの判断力が上がったよな……。階段あがったところで小荒井に追いつかれたときに、ちゃんとスラスターで対応していたりとか、これは以前の修だったらできなかったはず。

 

あとはユズルに狙われたときに、アイビスの弾速が遅いとはいえきちんと避けて小荒井すら庇っているところとかも良い。

 

修も地道にだけどしっかり成長しているんだなと感じる。

 

だけどその反面、相変わらずスラスターに体が引っ張られているところは変わらないし、アステロイドの狙いがぶれているところも修らしい。

 

こんな風に、いまだにできないところがある、だけど地に足をついた成長をしてくれるのはワールドトリガーの良いところだよなあ。

 

この作品はこういうところがとにかく丁寧で好き。

 

地に足をついた成長をしているところは鈴鳴第一も一緒で、この新しい陣形もすごく「地に足をついた」成長なんだよな。

 

この陣形ができるようになった背景というのがしっかりあって、「今までは村上におんぶにだっこ状態」だったのが「大規模侵攻を経て来馬に変化が起き」て、その変化によって今回の陣形が出来上がっている。

 

来馬が戦場でしっかりと前に出れるようになった背景が描写されているからこそ、この新しい陣形もすごく納得のいく成長になってる。

 

こういう地に足がついた描写が、「その世界でキャラクターが生きている」感を出していて、それもまたワールドトリガーの魅力なんだよな。

 

 

あと、鈴鳴第一の作戦に関しては、しっかり予想が当たってうれしいぞ。やったぜ。

 

blue-whale.hatenadiary.jp

 

やっぱりこの地形・時間の特異性は「光源を奪える」ことにあったんだな。

 

そして弧月が黒いのは暗闇戦闘内で有利に立ち回るため、と。東隊が雪ステージの時にバックワームを白くしていたりとか、こういうところもワルトリやっぱり丁寧だよな。

 

 

そしてこの作戦に対して、修が即座に対応できずにフリーズするところが実戦不足感あって良い

 

そのうえで、実戦経験豊富なユズルが停電に動揺せずにトリガーの光を狙って狙撃をするというのもすごく良い

 

ここら辺、二人の実戦経験の差がすごくきれいに描かれていて良い。

 

東隊の二人もトリガーを即座に鞘にしまって撃たれないようにしているし、やっぱり修はこういうところもいまだに未熟なんだよなあ。

 

でも、思ったよりみんな「突如の暗闇」に慣れてて結構驚いた。ふつうもっと慌てない? なんでそんな冷静に対処できるの?

 

まあでもさすがに、高速の切り合いの最中に突如停電が来たら対応も難しいだろうし、影浦&ゾエさんがどう対応したのか楽しみ。