雨夏ユカリの趣味ノート

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僕たちは勉強ができない82話を読むと、僕勉世界はあしゅみー先輩が成幸の上に居続けることを許さないことがよくわかる(週刊少年ジャンプ感想/2018年45号④)

僕たちは勉強ができない

 

あしゅみー先輩、いよいよもってポジション極まってきたな。

 

あしゅみー先輩に成幸よりも上のポジションに居続けることを断じて許さない僕勉世界の恐ろしさよ。

 

多分あしゅみー先輩はどれだけ頑張ったとしてもかならず成幸に恥ずかしいところを見られる運命にあるんだろうなあ。がんばれ。

 

あ、でも流石におもらしはさせないあたり僕勉は良心的だよなあ。早乙女姉妹なら間違いなく漏らしてた。かけてもいい。

 


あと、今週見ていて思ったけど、成幸と彼女は上下の揺れ動く関係なのね。ここら辺先生も同じで、基本的に先生やあしゅみー先輩が上なんだけど、唐突に下に来る。この動きがキャラクターをより魅力的にしてるんだろうなあ。

 

ただ、上下の関係性を築いている以上、なかなかラブラブな関係性にはならないんだろうなあ。成幸はうるかとはイチャイチャできてもあしゅみー先輩とは恋人のふりしかできないのだ。なぜなら普段はあしゅみー先輩が上にいて対等じゃないから。イチャイチャするには関係が近くなったり遠くなったりする横の関係性を築く必要があるんや。

 

実際、あしゅみー先輩は成幸のことを意識してはいるだろうけど好きかどうかは微妙だし。もし気持ちが好きによったら彼女はどういう風になるんだろうなあ。多分それを自覚する瞬間ってあしゅみー先輩が最も輝く瞬間な気がする。

 


ドクターストーン

 

やっぱり科学ってすげえや!

 

巻頭カラー回で誰もが知っているダイナマイトを使って派手にきめるというのは大変良かった。ついにダイナマイトまで来てしまったのかという感慨も深い。

 


それから、やっぱり「力も科学だ」はよかったですね。まったくもってその通りで何も言い返せない。

 

個人の力は結局積み重ねてきた叡智の結晶には勝てないというのもこの上ない説得力。

 

私はハンタ大好き人間なので、今回の展開は「個の極地」であった王が人間の悪意と叡智の結晶である薔薇に敗れた時を思い出した。結局、あの王ですら科学に勝てなかったんだし、司君ごときでどうこうなるわけなかったんや。

 


なんにせよ、いよいよ司王国編終了か。実に長い戦いだった。

 

しかし、この後どうするんだろう? 悲しいことにドクスト世界ですら「戦争によって科学は発展する」という決まりからは抜け出せなかったわけだし、戦争する相手がいなくなったら科学の発展が緩やかになって漫画的に面白くなさそう。

 

かといってこのまま宇宙人と戦争するとかそういうのはちょっと違うし。実際どういう展開になるんだろうなあ。

 


スマートデブ

 

いや、面白い。普通にスマートデブのキャラクター造詣がよかったし、あと何よりも文字が多いのに言葉回しが巧みで読んでいて詰まらない。普通に良質なギャグマンガ

 

最近気になっていることがあって、ギャグ漫画は「スマートでない文」を画面に配置され続けると一気に面白くなくなるんだけれど、その「文のスマートさ」はどこで決まるのかということ。

 

例えば、今週掲載された「マタギと学生」なんかは、文字が多すぎて読むのに詰まった結果面白く読めてない。でもスマートデブはある程度文字があるのに流れるように読めて面白い。いったいこの違いはどこからくるんだろうか?